@article{oai:meio-u.repo.nii.ac.jp:00001320, author = {名城, 一枝 and 嘉手苅, 英子}, issue = {20}, month = {2020-12-03}, note = {臨地実習は看護学教育の中で大きなウエイ卜を占める授業形態の一つであり,学生が実習を肯定的にとらえられることは実習の学習効果を高めていく上で重要である。本研究は,基礎看護学習において実習を「楽しい」と思えた学生の実習体験の中の特徴を明らかにすることを目的としている。研究対象は,研究者自身が実習指導を担当した12名の看護大学2年生である。実習終了後,学生に研究目的とプライパシー保護について説明し同意を得た上で,実習体験に関するアンケート調査を実施した。アンケートでは,実習の印象・医療者との関わり・教員との関わり・患者との関わりに関して実習を「楽しかった」「辛かった」と思った事実と理由について自由に記述させた。自由記述内容を質的帰納的に分析して実習体験の意味を読みとり,抽象度を高めながら特徴を抽出した。意味の読みとりに際しては,受持ち患者の全体像と学生の実習状況も参考にした。その結果,基礎看護実習を楽しいと思えた学生の実習体験の特徴として以下を取り出した。1)緊張する場での不安を受け止め,安定感もたらす配慮があった。2)指導者や仲間と看護者としての考えをつき合わせる機会があった。3)看護技術への不安と共に,自立してケアを実施したい欲求を持っていた。4)看護過程を展開する中で,患者との関わりの面白さや難しさを実感した。5)看護者としての自己の将来像が描けた。6)看護を導くための学習は大変だがたくさんの学びがあった。学生が楽しいと思えた実習体験は単に気持ちのレベルでの印象ではなく,看護者としての成長につながる体験の中で感じ取っていた。学生は看護者としての成長を望んでおり,それを実現する実習のあり方が楽しいと思える実習につながっていくことが示唆された。, application/pdf}, pages = {111--121}, title = {基礎看護実習を「楽しい」と思えた学生の実習体験の特徴}, year = {} }