@article{oai:meio-u.repo.nii.ac.jp:00001453, author = {和田, 陽香里 and 田場, 真由美}, issue = {1}, month = {2020-12-03}, note = {日本の子どもの貧困率は平成27年時点で13.9%である一方,沖縄県の子どもの貧困は29.9%とさらに深刻で,子どもの約3人に1人は貧困家庭で暮らしている。親の貧困は子どもの貧困へと連鎖し,貧困による世代間連鎖の解消が喫緊の課題である。そのため,国を始め,地方自治体から貧困問題に対する施策や事業がなされている。本研究の目的は,貧困支援に関わっている,生活保護課と家庭児童相談室の福祉職,母子保健担当の保健師にインタビューを行い,貧困家庭への支援の現状と課題を明らかにすることである。沖縄県E自治体の保健福祉行政職員4名を研究協力者とし,半構造的面接を行い,質的統合法(KJ法)を用いて個別分析と総合分析を行った。その結果,4事例全体の総合分析から6つのシンボルマークが抽出された。保健福祉行政職員は貧困家庭の支援に関わる中で,〖格差から生じた負の連鎖〗が【貧困の要因】として根底にあると感じ,支援する中で,〖行政と対象者間の意識の食い違い〗から支援の困難を抱えながらも,〖法的縛りの中でケースに合わせた多様な支援〗を行っているという現状が明らかとなった。そのため,保健福祉行政職員は〖役割の明確化と支援の共有〗のとれた【多職種連携】をとることで,〖貧困脱却のための体制づくり〗としての【継続的支援】と,〖貧困脱却のための生涯教育〗としての【自律支援】の両面からの支援の必要性が示唆された。, application/pdf}, pages = {59--70}, title = {沖縄県E自治体における保健福祉行政職員の貧困家庭への支援の現状と課題}, year = {}, yomi = {わだ, ひかり and たば, まゆみ} }