@article{oai:meio-u.repo.nii.ac.jp:00001457, author = {野原(吉岡), 萌 and 稲垣, 絹代}, issue = {1}, month = {2020-12-03}, note = {第二次世界大戦時に地上戦が展開された沖縄では,戦中から始まった米軍の土地接収により多くの米軍基地が作られ,現在は沖縄県全体の面積の8.3%を占めている。米軍基地があることによる沖縄の地域社会への影響は様々で,その中には基地活動を起因とする環境問題(以下,基地公害)と住民への健康被害が報告されている。本研究では,1945年から2019年9月までに出版された書籍や論文・報告書,新聞を対象とし,基地公害や健康被害について今までにどのような被害があったのか,どのように変遷してきたかを明らかにし,取り巻く問題(課題)についての示唆を得ることを目的とした。調査対象は書籍5件,論文・報告書8件,新聞9件であった。結果として,原因別に「毒ガス・化学薬品」,「枯葉剤・除草剤」,「航空機騒音」,「泡消火剤の飲料水・河川汚染」,「核兵器・核実験」,「アスベスト・汚水」の6つに分けられた。そして,戦後から現在まで様々な形を変えながらも続いていることが明らかとなった。基地公害と健康被害を取り巻く問題として,日米地位協定を締結している問題,公害による長期的な影響という特質のため明確な因果関係を提示する困難さや,研究活動自体が政治的な問題として捉えられてしまう恐れがあり,それらの現状が基地公害と健康被害の研究を阻む大きな壁となっていることが示唆された。, application/pdf}, pages = {93--99}, title = {沖縄県における米軍基地公害と健康被害についての文献検討}, year = {}, yomi = {のはら(よしおか), もえ and いながき, きぬよ} }