@article{oai:meio-u.repo.nii.ac.jp:00000865, author = {大城, 美樹雄}, issue = {9}, month = {2020-12-03}, note = {近年, 労働組合の推定組織率が年々減少するという逓減現象にある。このような現象を受けて, 一般的には労働組合の役目は終わった指摘されるほどの状況である。このことについて労働組合側は, どのように考え, 分析し, 対策を立てているのだろうか。また, 一般的に指摘されている労働組合は役目を終えたという指摘は, はたして正しい指摘なのだろうか。以上のことから本稿では, まず労働組合の組織率に関する現状分析を行い, 次に労働組合の組織率低下の原因とされる(1)雇用形態の複雑化, (2)若者の行動パターンの変化, (3)経済的豊かさという3つの指摘における(1)と(2)を中心に検証し, さらに労働組合について多角的に考察する。結論から言えば職場における労働者の不満が無くならない限り, 労働組合の必要性については誰も疑わないであろう。もし労働組合は不要であるとするならば, それに代わるシステムが構築されなければならない。つまり, 企業組織として労働者の不満を解消するシステムを持たなければ, いつまでも労働者の不満は解消されないのである。現時点では労働組合に代わる新たなシステムを構築するよりも, ゴーイングコンサーンとしての労働組合のあり方を考えることが解決への糸口となる。まず, anti-bodyとしての労働組合の存在意義とは何かを再考し, 次に推定組織率を向上させることだけを直接的な話題として議論するのではなく, 一人ひとりの労働者の不満をどう解消するかを真剣に議論することが重要である。, application/pdf}, pages = {61--69}, title = {労働組合に明日はあるか-推定組織率の逓減現象を中心として-}, year = {} }